「JR九州乗り潰しの旅」⑨ 「人吉~吉松」編(・∀・)
2007年 07月 18日
さて、くまがわ1号にて人吉に到着しました。
ここからは念願だった『いさぶろう』に乗車し吉松へと向かいます。
でコレが、快速『いさぶろう』号 でございます(・∀・)
人気車両なので、指定券はあらかじめプッシュ予約をし、新宿駅の
みどりの窓口でGETしておきました。
さぁ、では車内へ入ってみませう。
(≧▽≦)♪
レトロな感覚でいながら、丁寧な造り。快適でございます。
と、後ろ隣の席を見てみると・・・・。
TVカメラが左右に2台入っていました。
『ん?「みんなの鉄道」?』 と思いましたが、運転台にカメラがなかったので
たぶん他の番組でございましょう。
っていうか、「みん鉄」で肥薩線はすでに放送済ですもんね。
さて、そうこうしているうちに大畑(おこば)駅に到着しました。
駅舎は昔ながらのイイ感じの雰囲気です( ̄― ̄)
ちょっと時間もあったので、運転手さんに断りを入れ、線路まで降りてみました。
う~ん、いいねぇヽ(´▽`)/
この列車、ワンマンといいながら、つばめレディさんが乗車して、いろいろと乗客の面倒と
車内販売・観光案内などをしてくれます。
観光バスのガイドさんのようなものですね。
そのつばめレディさんの 『ハ~イ、みなさん。そろそろ発車しますよ~』 との一言で
乗客が慌てて車内に戻るという光景が、この後も繰り返されていくのでした(・∀・)
道中は、こんな感じの線路を走っていきます。
よくぞ、こんな山の中に線路を引いたものだと、先人の方の偉業に敬服いたします。
さて、しばらく進むと、大畑のスイッチバック路線が、山の上から見下ろせます。
近くで一生懸命この風景を撮影しようとしていた、若い女性(鉄?)2人組がいましたが
普通のデジカメだと、豆粒程度にしか写らなかったようです。
ここを訪れようとお考えの方は、なるべく大きな望遠で望みませう。
さぁ、矢岳駅に到着しました。
この駅表示板は、昔ながらで味があっていいですな( ̄― ̄)
で、この矢岳駅には、蒸気機関車が駅舎の近くで展示保存されています。
この動輪の写真は我ながら気に入ってたりします♪
手入れもキレイに行き届いていて、機関車にかける住民の方々の思いが伝わってきますよ。
でも、列車の運行途中で、下車して駅舎や蒸気機関車がガイド付きで見れるというのは
全国でも珍しいんじゃないですかね。
キレイな風景が見えると列車まで止めてくれるし。
JR九州の 『観光』 にかける意気込みが感じられます( ̄― ̄)
ところで、道中に 『日本一の車窓』 と名高い場所があったのですが、あいにくの黄砂の
影響で、見ることができませんでした。
本当は、看板のように見えるらしいんですがね~。
黄砂なんか大嫌いだ!(* ̄Д ̄) 車も汚れるし(笑)
で、山をぐんぐんと登ってきた「いさぶろう」は、次第に山を下っていきます。
すると 『真幸(まさき)』駅 が近づいてきます。
その駅に入る直前に、このようなスイッチバック路線があります。
すごーく長いプラットホーム。昔の名残ですな。
さて、真幸駅に到着しました。
ここでは、地元のご婦人方が、地元で採れた農産物などを駅のホームで売っております。
売ってるものが農産物中心なので、あまり興味を示す方は少なかったのですが、
わたしゃご婦人に聞いてみました。
『ねぇねぇおばさん。酒のつまみになるようなものない?』
「ん?あるよあるよ。コレなんかどうだね?」
と、テーブルの下のダンボールから取り出して見せたのは
地鶏の炭火焼き でございました。
『な~んだ。こんなものまであるんじゃねーか。言えば何でも出てきそうだな(笑)』
などと、ご婦人方との会話もはずみます(・∀・)
で、この屋台の焼きそばを入れるパックに入った地鶏がなんと200円。
おいおい、こんな金額でいいんかね。と、逆にこっちが恐縮してしまいましたわ。
それと。
真幸駅には、『幸せの鐘』(正式名称忘れた) というのがございます。
これを突くと幸せになれるとか。
よほど私が不幸に見えたのか、つばめレディさんが、鐘を突け鐘を突けとうるさいので
恥ずかしながら突いてみますた(笑)
※撮影/つばめレディさん
ここの駅舎もイイ感じでした♪
つばめレディさんの 『発車しますよ~』 の合図で、とうとうこの駅ともお別れでございます。
先程地鶏を売ってくれたご婦人方も手を振ってお見送りしてくれました。
みんなバイバイ。 また来るからね~ ヽ(´▽`)/
真幸駅を出てしばらくすると、「復員軍人の慰霊碑」 が見えてきます。
終戦直後、たくさんの軍人を乗せた列車がトンネル内で立ち往生し、列車から降りて移動
していた軍人を逆走した列車が跳ねて、多数の犠牲者が出た・・・・・・。
という経緯らしいです。
一応手を合わせました(-人-)
11時16分 いさぶろう号は、終点の吉松駅へと到着しました。
思えば、このいさぶろう号。
乗車時間は1時間ちょっとながら、とっても思い出に残るよい列車だと思います。
いずれまた、ゆっくりと乗ってみたいものです。
横見さんのように(笑)
次回、「JR九州乗り潰しの旅」⑩ 「吉松~鹿児島中央」編(・∀・) をお楽しみに (#゚□゚)/